基礎知識に関するコラム

基礎知識に関する記事をお届けしています。

角度測定機「オートコリメータ」の長所・短所とは?
2026.06.16 オートコリメータ 基礎知識

角度測定器「オートコリメータ」の
長所・短所とは?高精度測定のメリットと
注意点を解説

オートコリメータは、平行光(コリメート光)を利用して角度を高精度に測定できる測定器です。非接触かつ高速に測定できるため、工作機械・半導体・光学部品などの精密測定で広く使用されています。

一方で、測定対象物の反射特性や使用する光源の波長によっては、測定条件に制約が生じる場合もあります。特に乱反射する表面や透明ガラスなどでは注意が必要です。
そのため、オートコリメータを選定する際は、
・測定対象物の材質
・必要な測定精度
・レーザ波長
・ビーム径
を考慮した機種選定が重要になります。

本記事では、オートコリメータの仕組みから、導入メリット・短所・注意点までをわかりやすく解説します。

2026.06.10 オートコリメータ 基礎知識

半導体製造工程におけるウエハ反り測定とは?発生原因とレーザオートコリメータの
活用方法

本記事では半導体製造工程でよく聞く「ウエハの反りとは何か?」「ウエハが反る原因」駿河精機のレーザオートコリメータを使用した「ウエハ反り測定」について解説いたします。
近年の半導体製造において、デバイスの高性能化に伴うウエハの薄化や大口径化、さらにはSiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)といった新材料の採用が加速しています。これに伴い、製造工程で生じる「ウエハの反り(Warpage)」は、露光プロセスのフォーカスずれや搬送トラブル、最終的な歩留まり低下を引き起こす深刻なボトルネックとなっています。今、製造現場では「いかに速く、正確に反りを評価するか」が問われています。

レーザオートコリメータで測定可能なレーザの種類と選び方とは
2026.05.27 オートコリメータ 基礎知識

レーザオートコリメータの波長選定とは?
赤・青・赤外レーザの違いを解説

レーザオートコリメータでは、測定対象物の反射特性に応じてレーザ波長を選定する必要があります。一般的には赤色レーザ(655nm)が使用されますが、ARコートやIRカットフィルタが施された光学部品では、赤外・青レーザが必要になる場合があります。
そのため、測定対象に応じて赤外・青など異なるレーザ波長を使い分けることが重要です。

本記事では、以下について解説します。
・レーザオートコリメータで波長選定が必要な理由
・赤外・赤・青レーザそれぞれの特徴
・測定対象別の適切なレーザの選び方
・適切な波長に対応したレーザオートコリメータのメリット

2026.03.02 基礎知識 測定方法

レーザ測定器の繰り返し再現性とは?
悪化する原因と改善方法を解説

レーザ測定器の繰り返し再現性は、ワーク(測定対象)の材質や表面状態によって大きく変化します。そのため、カタログに記載された繰り返し再現性スペックだけで選定すると、現場で想定以上のばらつきが出ることがあります。
この記事では、レーザ測定器の繰り返し再現性について、レーザ変位計を具体例として 以下をわかりやすく解説します。
• 繰り返し再現性とは何か
• カタログ値と実測値に差が生じる理由
• 繰り返し再現性に影響するワークの特性
• レーザ変位計における繰り返し再現性の改善方法と事前検証のポイント
「カタログ値と実測値が合わない」「繰り返し測定すると値がばらつく」といった課題を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
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✓ 結論(先にここだけ読めばOK)
・レーザ測定器の繰り返し再現性とは、同一条件で測定を繰り返した際の測定値のばらつきを示す指標で、一般に標準偏差(σ)で評価されます。
・カタログに記載された繰り返し再現性は、標準サンプル・標準条件で評価した参考値であり、実ワークでは材質や表面状態の違いによって悪化することがあります。
・レーザ変位計の場合、受光量の確保や移動平均、照射レーザ径の調整などによって、繰り返し再現性を改善できる場合があります。
・高精度な測定が求められる場合は、カタログ値だけで判断せず、導入前に実ワークで繰り返し再現性を確認することが重要です。

※ 本記事のデータは、同一条件下での実測結果に基づいており、一般的な評価傾向を示す参考値です。

2025.06.14 基礎知識 変位計 測定方法

精密測定と測定器の温度特性についての考察

測定誤差は、統計誤差、偶然誤差、そして、過失誤差の3つの種類に分類されます。
では、測定器の温度特性はどの分類に属するのでしょうか?

少々唐突ですが、この「温度特性」の話題は、精密計測の現場でしばしば議論の的となります。本コラムでは、精密測定における環境温度変化の影響とその重要性、そしてその対応について考察していきます。

光軸調整ってなに?その検査工程のボトルネックとは?
2025.01.10 光軸調整 基礎知識

光軸調整ってなに?
その検査工程のボトルネックとは?

「ヘッドライトの光軸がズレていると車検がとおりません」。車整備工さんとの今年の車検反省会の中、ヘッドライトの光軸がひどくズレていたそうです。無論、修繕して車検をとおしていただきましたが、普段、レーザセンサや光軸調整関連の仕事に従事していることもあり、なにか至らない思いに駆られ、つい、車の光軸も自分で直せないものかと思案してしまいます。でも無理ですね。ヘッドライトの光軸調整にレーザ光軸調整用の検査機は役に立ちそうにありません。

修理や整備、コンディションのベスト調整には目的ごとの専用工具や特殊なセンサが必要になります。モノづくりの現場では、光軸ズレが加工精度や計測精度、レンズのピント合わせの根底、品質管理上、特に気を配る項目の一つです。今回は、光学技術者の主な仕事である「光軸調整」についての解説と、それに関わる歩留まり低下について紹介します。

変位計などのセンサに使用される通信規格とは?最適なものの選び方も解説
2024.12.18 基礎知識 変位計

変位計などのセンサに使用される
通信規格とは?最適なものの選び方も解説

レーザ変位計などのデジタル・センサを採用する場合、その選定条件の1つに通信規格が挙げられます。測定精度や製品寸法には細心の注意をはらいますが、それらセンサが手持ちのPCやPLCと難なく通信できるのかを不明瞭にしたまま購入してしまうと、装置シーケンスの自動化や、モータのクローズループ制御システムの構築で苦労してしまうことがあります。
今回は、日本で代表的な産業用通信規格の種類と違いについて触れ、センサの通信規格へのお悩みを解決します。

2024.08.28 基礎知識

品質管理における基本工程と
「測定器の役割」とは?

製造業において、製品品質を担保するために欠かせない「受入検査」「工程内検査」「出荷前検査」。本記事では、品質管理におけるこれらの3つの基本工程と、各工程での測定器の役割について具体例を交えながら解説します。

2024.08.06 基礎知識 変位計

アナログ式変位計はもう古い!?
レーザ変位計への置き換えの利点とは?

幾何公差等の変位を測定する際、ダイヤル・ケージを使った測定方法は最も一般的ではないでしょうか。しかし、アナログ測定器では事前準備と後処理に手間がかかるという課題があります。本記事では、アナログ測定器からデジタル化を進める利点をご紹介します。

2024.07.22 基礎知識

姿勢公差とは?
用語解説と3つの分類

その部品が基準となるデータムに対して特定の姿勢(平行、直角、特定の角度…など)を決定する際の幾何公差。

この記事では、姿勢公差とは何か、なぜその設定が重要か、姿勢公差にはどのような種類があるのかなど基礎知識について解説します。