測定方法に関するコラム

測定方法に関する記事をお届けしています。

2025.03.21 変位計 測定方法

レーザ変位計でガラスの厚みを測る
(その1:理論編)

「レーザ変位計でガラスの厚みを測る」方法の中でも、拡散反射の受光方式を採用しているレーザ変位計を利用してガラスの厚みを測る方法を解説します。お話が少々長くなりますので、3回に渡りお伝えします。今回は(その1)、ガラスの厚み計測の理論を中心にお話を進めていきます。

正反射?拡散反射?どちらのレーザ変位計を選ぶべき?
2025.02.24 変位計 測定方法

正反射?拡散反射?
どちらのレーザ変位計を選ぶべき?

反射には大きく分けて正反射と拡散反射の2種類のモードがあり、レーザで変位・距離を計測する機器は、どちらかのモードに主対応するよう設計されています。それぞれに相反する利点欠点があるため、どちらのモードの変位計を購入すべきか悩んでいる方々へ選び方を解説します。

光軸調整の方法とは?測定器の入れ替えをなくし簡略化!
2025.02.05 測定方法

光軸調整の方法とは?
測定器の入れ替えをなくし簡略化!

「光軸調整」といっても様々で、レーザ光の調整を例にとると、「コリメート調整」、「ビーム角度調整」、「ビーム位置調整」に細分化されます。これらの調整には非常に精密な調整が必要であり、多くの時間と現場の努力を要します。

近年、レーザ装置の組立調整工程では、従来どおりの測定器を使いこなすだけでは、現場が立ち行かなくなりました。その要因は様々ですが、簡略すると、現場の対応力を超える歩留まり要求が日常化してきたからです。今回は、そのようなブラック業務を画期的に改善する方法を解説します。

ビーム広がりとは?コリメート光を簡単に計測する方法を解説
2025.01.22 測定方法

ビーム広がりとは?
コリメート光を簡単に計測する方法を解説

コリメート光を作りだすことが、光学系エンジニア実務の1stステップと言えます。
実際、コリメート光を生成するには、非常に精密な光学系の調整が必要であり、多くの時間と労力を要します。しかし、「ビーム広がり角」を算出することで、それらの調整を数値管理できるようになります。

ただし、光学エンジニアの実務の負担が減るわけではなく、細心の注意力と不屈の精神だけでは、業務をこなすのが難しくなってきています。今回は、ビーム広がりをはじめとして、光軸調整について解説します。

レーザ変位計でのワーク測定は計測値の変化に注意!?
2024.12.12 変位計 測定方法

レーザ変位計でのワーク測定は
計測値の変化に注意!?

レーザ変位計でワークを測定する場合、材質や形状、表面構造の違い、または測定環境により、測定の再現性が変化します。これは測定精度に影響し、結果として製品の品質確保に悪影響を及ぼすことがあります。
今回のコラムでは、ワークの状態や測定の環境によりレーザ変位計での計測値が変化する可能性を解説いたします。

変位計で透明体を測定する
2024.11.27 変位計 測定方法

変位計で透明体を測定する

変位計で傾きを測定する場合、複数箇所の高さを測定し、それら高さから傾きを算出するが一般的です。ただ、CMOSイメージセンサなどは、CMOS本体の上にガラスカバーがあるため、変位計のレーザ光線を当てると表面と裏面で光が反射され、CMOSまでの距離と共にカバーガラスまでの距離も同時に計測結果として出力されます。そのため、どれがCMOSまでの距離かが判らなくなることがあります。
今回は、CMOSセンサの変位測定を例にとり、ターゲット値を探り出すテクニックを解説します。

レーザ変位計で厚みを測定する3つの方法とは?
2024.11.13 変位計 測定方法

レーザ変位計で厚みを測定する
3つの方法とは?

物の外寸や厚みを測るとき、真っ先にノギスやマイクロメータ計測器に手が伸びます。筆者も、エンジニアの業務のみならず、子供の頃から慣れ親しんだノギスが自宅の机上にいつも置いてあり、日常でもちょっとした物の長さや厚みを精密に測る際には手放せません。これら安価で便利な精密測定器具も、少し見直してみると、意外と盲目的に「精密!正確!」と使用していることが多々あることに気が付きます。
今回は、「厚みを測る」観点から、それらアナログ計測器の短所のお話と、それら短所を克服するためにレーザ変位計を使用した厚み測定方法についてのお話を進めていきます。

変位計で振動を測定するには?
2024.10.23 変位計 測定方法

変位計で振動を測定するには?

多くの製造工程や検査工程で、設備の振動が影響を与えることがあります。目視できない微細な振動を光センサで測定することができます。

目視ではブレ、振動量のデータ化が行えず、また、作業員のスキル頼みとなっている場面が多々あります。今回は、非接触かつ簡単に設置できるレーザ測定器を使い、測定対象物の高さ(角度)変位から振動を測定する一例をご紹介いたします。

角度から平面度を求める方法は?レーザオートコリメ-タでの計測例をご紹介
2024.09.25 オートコリメータ 測定方法

角度から平面度を求める方法は?
レーザオートコリメータでの計測例をご紹介

測定対象物の傾き・角度を測るときにはレーザオートコリメータを用いることが一般的です。しかし角度測定以外の用途では、レーザ変位計等の別の測定器に切り替えて、別データとして測定しなければなりません。今回は、レーザ測定器の長所を生かして、対象物の角度データから平面のうねりを考察する一例をご紹介いたします。

オートコリメータで平面度を測定するには?測定方法を徹底解説
2024.09.11 オートコリメータ 測定方法

オートコリメータで平面度を測定するには?
測定方法を徹底解説

平面度を測定する際、ダイアルゲージを用いて測ることが計測の初歩かと思われます。無論、表面粗さや輪郭形状測定器をお持ちならばそれでも良いのですが、持ち運べません。あるいは、装置の台座に置いた測定対象の場合、一時的にせよ、測定機器をその装置に組み込む必要があり、その際の信頼できる測定方法は様々です。今回は、レーザオートコリメータを用いた平面度・平行度の測定方法をご紹介いたします。