光センサに関するコラム
光センサに関する記事をお届けしています。
2024.11.27
光センサ
変位計で透明体を測定する
変位計で傾きを測定する場合、複数箇所の高さを測定し、それら高さから傾きを算出するが一般的です。ただ、CMOSイメージセンサなどは、CMOS本体の上にガラスカバーがあるため、変位計のレーザ光線を当てると表面と裏面で光が反射され、CMOSまでの距離と共にカバーガラスまでの距離も同時に計測結果として出力されます。そのため、どれがCMOSまでの距離かが判らなくなることがあります。
今回は、CMOSセンサの変位測定を例にとり、ターゲット値を探り出すテクニックを解説します。
2024.11.13
光センサ
基礎知識
レーザ変位計で厚みを測定する
3つの方法とは?
物の外寸や厚みを測るとき、真っ先にノギスやマイクロメータ計測器に手が伸びます。筆者も、エンジニアの業務のみならず、子供の頃から慣れ親しんだノギスが自宅の机上にいつも置いてあり、日常でもちょっとした物の長さや厚みを精密に測る際には手放せません。これら安価で便利な精密測定器具も、少し見直してみると、意外と盲目的に「精密!正確!」と使用していることが多々あることに気が付きます。
今回は、「厚みを測る」観点から、それらアナログ計測器の短所のお話と、それら短所を克服するためにレーザ変位計を使用した厚み測定方法についてのお話を進めていきます。
2024.10.23
光センサ
変位計で振動を測定するには?
多くの製造工程や検査工程で、設備の振動が影響を与えることがあります。目視できない微細な振動を光センサで測定することができます。
目視ではブレ、振動量のデータ化が行えず、また、作業員のスキル頼みとなっている場面が多々あります。今回は、非接触かつ簡単に設置できるレーザ測定器を使い、測定対象物の高さ(角度)変位から振動を測定する一例をご紹介いたします。
2024.10.09
光センサ
レーザ変位計の落とし穴
「繰り返し再現性」とは?
精密性をうたうレーザ変位計。確かに、「レーザ」といえば、正確・精密のイメージがあります。そして、レーザ変位計で計測したなら間違いがないと思われがちです。しかし、意外に知られていないレーザ特有の落とし穴もあります。その一つに、ワーク(測定対象)により、繰り返し再現性が大きく変わることが挙げられます。今回は、具体例を用いて、その落とし穴を探ります。
2024.09.25
光センサ
角度から平面度を求める方法は?
レーザオートコリメータでの計測例をご紹介
測定対象物の傾き・角度を測るときにはレーザオートコリメータを用いることが一般的です。しかし角度測定以外の用途では、レーザ変位計等の別の測定器に切り替えて、別データとして測定しなければなりません。今回は、レーザ測定器の長所を生かして、対象物の角度データから平面のうねりを考察する一例をご紹介いたします。
2024.09.11
光センサ
オートコリメータで平面度を測定するには?
測定方法を徹底解説
平面度を測定する際、ダイアルゲージを用いて測ることが計測の初歩かと思われます。無論、表面粗さや輪郭形状測定器をお持ちならばそれでも良いのですが、持ち運べません。あるいは、装置の台座に置いた測定対象の場合、一時的にせよ、測定機器をその装置に組み込む必要があり、その際の信頼できる測定方法は様々です。今回は、レーザオートコリメータを用いた平面度・平行度の測定方法をご紹介いたします。
2024.05.09
光センサ
基礎知識
光センサとは?特徴や種類、用途をご紹介
光センサは、光を利用した検知装置で、透過型や反射型などの分類があります。非接触で応答時間が短く、位置や距離、角度などの検出に利用されます。本記事では光センサの基本概念から種類、特徴や用途を解説します。
2024.04.08
光センサ
【事例あり】
製品の再現性低下・ばらつきを防ぐには?
数値管理の重要性を解説
製品の再現性を確保し、ばらつきを防ぐことは、生産管理において重要な観点です。本記事では、数値管理ができていないことによるリスクと、ばらつきを低減するための数値管理ツ―ルをご紹介します。
2024.02.29
光センサ
非鏡面の角度測定が難しい!
レーザオートコリメータでの測定方法とは
高精度な角度測定を実現するレーザオートコリメータは、測定対象物が鏡面の場合は測定が容易にできますが、非鏡面の場合は測定に対策が必要です。本記事では、レーザオートコリメータで非鏡面の角度を測定するのが難しい理由から、実際に測定する際の対策を解説します。
2024.01.31
光センサ
基礎知識